妙高山 栄源寺
えいげんじ

【旧本寺名】 土肥清雲寺 【旧寺格】 素、小、末寺1 【本尊勧請様式】 曼荼羅 【祖像】折伏像 【寺宝】 宗祖曼荼羅(准宗宝)、その他 【沿革】 曽ては真言宗の寺院であったが、文明3年に池上本門寺8世大運阿闍梨日調の教化によって改宗した。爾来、本門寺との縁故が深く、池上・柳島法縁に属している。31世玄悟院(玄静)日正は池上53世へ、34世玄収院日明は柳島法性寺へ、49世妙玄院日透も同寺へ晋董した。小土肥清水にあったが、徳川時代に現在地へ移転したという。理由は水害のためと、日蔭の場所であったためといわれる。特筆さるべきは、当山に祀る悲母観世音菩薩の像である。その由来を尋ねると、明応7年秋、遠江大地震による大津浪が当村を襲い、一瞬にして30数名の尊い命を奪った。そこで3世観如院日理が躬らノミを打ち、等身大の観音像を彫りあげたところ、悲嘆と絶望に明け暮れていた村人はこの崇高な仏の慈顔を拝し、生気を取り戻して夫々の生業に励むことができたという。この伝説は「西伊豆の伝説」(堤達男著)に記載されている。行事として毎月28日に観世音菩薩の守護を念じて、慣例「臍の緒」奉納式が行われているが、現在までに数百人からの奉納があったという。門前にあった末寺の吉祥坊は近年に至り廃寺となった。

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所在地 静岡県伊豆市小土肥617